人は誰しも口腔内に数億といわれる細菌(常在菌)を持っています。 細菌といっても、外部からのバイ菌を殺してくれるものも多く、 お口の健康にとって欠かせない役割を持っている菌がほとんどです。 しかしその中のストレプトコッカスミュータンス菌(通称:ミュータンス菌)という、 玉が連なった連鎖球菌は、歯の表面に出来た糖分の膜と反応し”酸”を作って 歯の主成分である石灰質を溶かしてしまいます。 この石灰質が溶けてしまっている状態が、 いわゆる虫歯なのです。
歯の表面の固いエナメル質その内側の象牙質までの虫歯の場合は、 麻酔をしてその悪い部分だけを削りとり、金属や樹脂、セラミックで埋める処置をします。 これが「インレー」です。 それ以上進んで、一般的に”神経”と呼ばれる「歯髄」まで達した虫歯の場合は 歯髄を薬物で覆って新しい歯質を作る手伝いをさせるか、 歯髄を取って根の治療をし、金属やセラミックの冠をかぶせるかのどちらから 主な治療方法となります。 歯髄は神経だけでなく、動・静脈血管などと一緒になっており、 歯に栄養を運ぶ役割を果たしています。 そのため、歯髄を抜くと歯が割れやすくなります。 これを防ぐため、 冠で包んであげるのです。 部分的なインレーを行うにせよ、冠をかぶせるにせよ、 噛み合わせの理論に基づいた削り方、歯根の中の丁寧な治療、正確な型取り等 それぞれの患者さんにあった処置を注意深く行い、 歯質と金属やセラミックなどの境目や段差がなく、 かつ歯の回りの歯茎等の歯周組織を守る(歯周病を予防する)、 自然なかみあわせを再現いた します。
基本的には、悪い部分を削ってメタルやセラミックで 埋めることになります。 この治療は、発見が早ければ早いほど 軽度な治療で済むことになります。